2006年03月12日

「する」こと、「できる」こと

 私達は何かを「する」時に、それが「できる」ことを期待しています。あたりまえです。出来ないことを期待して何かをする人はいません。しかし、その期待があまりに高くなってはいないでしょうか。できることを期待するのではなく、「できないといけない」という思いを持っていないでしょうか。
 目標を高く持つのは良いと思うのですが、あまりに高すぎると目標に押しつぶされてしまいます。特に仕事などで、「できなきゃいけない」と考えるあまり萎縮してしまい、結局手つかずのまま放置してしまった、なんてことはないでしょうか。
 私が誰かに新しい仕事をお願いするとき、「できる」ことはあまり期待していません。しかし「する」ことは期待しています。分からないなら質問してくれればいいから、とにかくして欲しい。失敗しながらでも「する」を続ければ自然に「できる」ようになるから。最初はトンチンカンでもいいから、とにかく手をつけて欲しいわけです。
この感覚は、言われた仕事をしているだけの時は分かりませんでした。「言われた仕事は完璧にこなさなければいけない」という想いを、実際私も持っていたし、できないときは途方にくれて時間ばかりが過ぎることも多かったです。自分が仕事をお願いするようになって、ようやく気がつきました。完璧に仕事をしてもらおうとするなら、お願いする方も完璧にお願いしないといけません。そんなことはまず無理です。とにかく分かる範囲で動いてもらって、分からなくなったら聞きに来て、というパターンになりがちなのです。十分に説明する時間を取れないこともありますし、相手のスキルをつかみ切れない場合もありますから。
 仕事にはいろいろな種類があるので、一概に言い切るのは難しいのかもしれませんが、「する」ことと「できる」ことを分けて考えてみてはどうでしょう。「できる」かどうかは分からないけど、とりあえず「する」。やってみる。分からなくなったら、分かってそうな人に聞けば良い。そう考えるだけでかなり気分は楽になり、自分一人で行き詰ってしまうこともなくなると思います。

 同時に、親としての私達は、子供が何を「する」時に、「できる」ことを期待します。こちらも同じことではないかなと思います。期待はしても良い。でも期待しすぎるのはどうでしょう。「する」ことと「できる」ことを分けて考えてあげたいなと感じています。
posted by 共働きのお父さん at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記_2006年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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