2006年06月18日

中国、台湾、香港

 子育てとは全然関係の無い話で恐縮です。先日、出張で香港経由で中国大陸に渡り、また香港経由で帰ってきました。行きは香港国際空港から、香港では入国せずに、そのままフェリーに乗り(トランジット扱いです)、中国大陸の深センにて入国。そこで仕事を済ませた後、今度は電車の駅で中国出国と香港入国をすませて、香港のホテル泊。香港を出国して日本に帰国しました。
ここで疑問を持つ人がいるかもしれません。「香港は中国に返還されたのではないのか?」と。実は私もそう思っていたのですが、中国国内でも香港は特別扱いで、別途入国手続きが必要なのだそうです。中国人の同僚によると、「自由に行き来ができるようだと、みんなが香港に来たがるから」 なるほど。基本的に大陸の人は香港には行きにくいような制度になっているそうです。

 今回の出張は台湾人の同僚と一緒に行ったのですが、彼の場合はさらにややこしい。まず香港に入るにはビザが必要です。中国大陸に入るには、台湾のビザと共に、中国政府発行の「中華人民共和国旅行証」というものが必要になります。この旅行証なるものが、中国大陸ではパスポートと認識されるようです。とはいうものの、ホテルでは「これはパスポートではないから泊められない」などとトラブルになったこともあります。
中国人の同僚も同じく、台湾や香港に行くには、何か手続きが必要で、すぐに許可が下りるものではないらしく、その方面への出張には行きません。特に台湾へ行くには2・3ヶ月の手続き期間が必要だそうです。中国人の同僚曰く、「台湾に自由に行けるようにすると、中国人が1億人も行けば台湾をのっとってしまえるから」だと。とこれまた分かりやすい。
また日台間の移動はかなり自由ですが、中国から日本に来るにはビザが必要です。

 中国と台湾にはもともと「三通問題」というものがあります。中国と台湾の両岸間の、通信(通郵)・交通(通航)・通商(通商)の直接往来におけるの問題です。かなり開放されてきているらしいのですが、例えば上海から台北へ行こうとすると、香港を経由しなければなりません。地図を見ていただくとわかりますが、ものすごく遠回りになります。

 今私は中国企業、台湾企業と日本企業のジョイントプロジェクトに参加していますが、打ち合わせ場所は、大抵国外になります。何故かというと、その中で日本人が一番自由に移動できるから。
確かに、日本人は入国カードさえちゃんと記入しておけば、まず何事もなく入国できます。一方、台湾人、中国人の同僚は入国審査官に何か聞かれていることが多い。日本のパスポートが世界一高値で売れるというのも、嘘か本当かは知りませんが、納得できる話です。

 本人の資質に関係無く、国籍の違いだけで、例えば移動の自由にも差が出てくるのだな、等ということを身近に感じる今日この頃であります。
posted by 共働きのお父さん at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記_2006年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。