2006年07月02日

とびだす絵本

 とても面白い絵本を見つけました。

Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs
 と
Encyclopedia Prehistorica : Sharks and Other Sea Monsters

作者はロバート・サブダさんという方です。英語の飛び出す絵本です。本のタイトルは日本語にしてみるなら、「恐竜時代の辞典 恐竜編」と「恐竜時代の辞典 サメと海のいきもの編」あたりでしょうか。英語の絵本ですが、見るだけでも十二分に楽しめます。子供に、「これは何ていう恐竜?」とか聞かれた時にちょっと困るけれど。どこかの書評で見つけて、面白そうだと試してみたのですが、もう想像以上に面白い絵本でした。かなり得した気分です。

 なんと厚さが6センチ!もあります。しかも6センチもの厚さがあるのに、見開きで6ページしかありません(実際にはもっとあるのですが、それは見てのお楽しみ)。見開き1ページあたり1センチに、それに見合うだけの内容が詰まっています。飛び出してからのギミック(どこかを触ると、何かが動くとか)はほとんとありませんが、そんなものはいらない。絵本というよりも、むしろ芸術品と言っても良いかもしれません。あまりの出来栄えに、子供だけに触らせるのはちょっとこわいぐらいです。
 文章はまだ全然読んでいないのですが、私はもうすっかりはまってしまいました。親だけではなくて子供も目を輝かせて一緒に見ています。1冊2570円(2006/7/2現在)と、絵本にしては少々お高いですが、その価値はあると言っていいでしょう。

ところで、この絵本の恐竜編の方の日本語版が、昨年出版されていたようです。Amazon.co.jpの中古品販売で、5万円というすごい値段が付いていました。間違って買ってしまわないようにご注意下さい。値段を知った上で、あえて買うという方はかまわないのですが。

 作者のロバート・サブダさん、この他にもいろいろな飛び出す絵本を描いているというか、作っているというか、されていて、不思議の国のアリスやマザーグースの絵本も出しています。上の「ロバート・サブダさん」をクリックすると、作者名での検索結果にリンクしています。
こちらも近いうちに買ってみるつもりです。

文句なしにイチオシです。ぜひ一度読んで(見て)みてください。

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2006年01月02日

日本の文化2 英語で話す「日本の心」

 買い物に出かけたついでに書店をのぞいたところ、面白い本を見つけました。タイトル通り、日本に関する言葉の説明が日本語と英語でなされています。講談社バイリンガル・ブックスというシリーズで、見開き左側には日本語で説明が記載されており、右側に日本語と同じ内容が英語で記載されています。
言葉の説明は、英語での説明を前提としているせいか、すっきりとして平易。中には分かりにくいものもあり、また専門家が見ると首をかしげるのでは?と思うような内容もありますが、初学者にはこれぐらいあっさりしている方が良いかとも思います。英文はまだよく見ていませんが、和文と1文づつ対応しているようで、追いかけやすく学習にも良さそうです。
ちょっと長くなりますが、目次を引用します。
第1章 美学
美学、日本人の自然観、芸術と植物、風流、粋(いき)、粋(すい)、通、間、もののあわれ、無常、おかし、寂、渋い、敬、有心、侘、余情、幽玄
第2章 哲学思想
東洋と西洋の倫理学、武士道、腹切り、道徳、誠、道、名誉、忠、恩、孝、罪、悪、大和魂、和魂洋才
第3章 社会概念・観念
タテ社会、家、非言語コミュニケーション、義理と人情、建て前と本音、諦め、甘え、遠慮、恥、腹、勘、礼、顔、虫、気、気質、素直、頑張る、生き甲斐、分、集団、閥、派閥、親分・子分、学閥、先輩・後輩、村八分、縄張り、根回し、談合
第4章 宗教観
宗教と自然、祈り、天、神、魂、地獄、空、無、悟り、涅槃、禊、祓、穢れ、縁起、因果、輪廻、他力、即身成仏、念仏
第5章 民間信仰
民間信仰、祖先崇拝(仏教)、山岳信仰、あの世、喪、御霊、生き神、巫女、陰陽道、瞽女、山伏、座頭、地蔵、道祖神、山の神、田の神、歳神、荒神、産土神、氏神、鎮守の神、神棚、仏壇、貧乏神、水神、船霊、七福神、恵比須、大黒天、庚申、講、願掛け、雨乞い、護符、断ち物、直会、巡礼、女人禁制、法螺貝
第6章 俗信
占い、忌、忌詞、隠語、厄年、家相、方違え、形代、丙午、六曜、賀の祝、還暦、達磨、魔除け、虫封じ、丑の刻参り、物の怪、化け物、鬼、天狗、山姥、神隠し、河童、海坊主、座敷童、一つ目小僧、雪女、幽霊、人魂、憑物、憑物落とし、狐火、狐狗狸、招き猫、破魔矢と破魔弓、三猿、松竹梅、絵馬、言霊、アニミズム
第7章 日本文化と動物
日本文化と動物、猫、犬、狐、馬、猿、兎、鼠、狸、猪、鮑、蟹、海老、鶯、鶏、鶴、烏、雲雀、雉、雀、燕、蛙、蛇、亀、蝶、蜻蛉、蛍、蜘蛛
第8章 日本文化と植物
文学と植物、植物と宗教、植物と民間伝承、桜、菊、蓮、松、梅、米
どうでしょう。注連縄や鏡餅のことは載っていないかもしれませんが、私にとってはかなりそそられる目次です。日本に生まれ育っても、これだけを日本語で説明できる人はなかなかいないのではないでしょうか。
 初版は1996年。書店では書棚の隅に、ほこりをかぶったような感じで追いやられていました。amazon.co.jpでも在庫は少なそう。興味のある方はお早めに。
同シリーズに、英語で話す「日本の文化」、というタイトルもあるようです。

 
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2005年08月28日

天才になる瞬間 齋藤孝著

 自分の才能に目覚めるブレイクスルーをテーマとした本です。各界で天才と呼ばれる人達の、その才能にまつわる伝記に作者の考えを記するという形をとっています。その天才達は、黒澤明、手塚治虫、ビル・ゲイツ、ミケランジェロ、ニーチェ、北野武、トルストイ、ロダン、ゴッホ、ゴーギャン、宮崎駿(敬称略)。天才がブレイクスルーする瞬間というのは、自分のケースとはやはり違い過ぎるのか、あまりピンと来ませんでした。
 ところで、ミケランジェロは皆さんご存知ですよね。作品名をあげろと言われて答える事は出来ないとしても、「なんかすごい彫刻作ったり、絵を描いた、歴史に出てくる人」程度には誰もが知っていると思います。しかしそのすごい彫刻や特に絵、ミケランジェロの望まない仕事が多かった事はご存知だったでしょうか? この本に書かれていますが、時の権力者に無理矢理作らされたらしいのです。サラリーマン等、誰かに雇われている方ならこの部分に共感を覚えるかもしれません。作者はここでサラリーマンでも、望まない仕事でも天才的な仕事が出来るとしています。さて、それがそうだと仮定して、それは面白い、楽しい人生なのかな?、ミケランジェロは楽しい毎日を送っていたのでしょうか。好きでも無いことで才能が開花する、というのは不幸な事ではないか、との思いを持った一冊でした。



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2005年08月06日

人生の旋律 神田昌典著

賢者は歴史から学ぶと言います。一口に歴史から学ぶと言っても、色々な側面から色々な見方がありましょうから、どう学ぶかは学び手にまかされる訳であります。
この本は第2次世界大戦を戦前、戦中、戦後と波乱の人生を歩んできた方の伝記、物語です。著者も文中に書いていたように「本当かな?」と思うほど、様々な経験が綴られています。ただ読んだ後「やはり本当なんだろうなあ」と思わせる何かを私は感じました。
著者はカリスマコンサルタントと呼ばれる神田昌典さんです。ビジネス書を書くような方が、伝記をどのように書くのかな?という面白半分さも正直有りました。読んで見ると予想通り、書いてある内容の重さを感じさせない文体で、あっさりと読めてしまいます。
著者は70年周期で日本経済は回ると述べています。そしてこの人物の生き様からこれから変化する社会を生きていくためのヒントを得る事が出来る、と述べています。この本から何か学び取れるかどうかは読者次第です。私は先ずは分かりやすい部分、一瞬の判断の重要さ・怖さ、を学ばせて貰いました。何度か読む事になりそうな本ですが、更に私は何を学べるだろうか?

波乱に満ちた生涯を送り、最後は成功を手にしたと言って良い主人公が、その晩年から死に際にまでさえ求めたものが「家庭」であったのは、家庭を持つ身として非常に印象深いものでありました。



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2005年07月24日

子どもはぜんぜん、悪くない。 佐藤弘道著

他の誰でもない、「おかあさんといっしょ」の前の体操のお兄さん、「ひろみちお兄さん」の書かれた本です。いまは土曜日の「おかあさんといっしょ あそびだいすき」に、「デ・ポン」のタリキヨコお姉さんと出演されてますね。一畳マンも健在です。
良くも悪くも「たいそうのお兄さん」が書いた本だなあ、というのが本を通して読んでの感想。「ひろみちお兄さん」の生い立ち、「たいそうのお兄さん」になった経緯や番組での苦労話・裏話等、「おかあさんといっしょ」を見ていた人ならまず楽しめます。ものの考え方で「そうかなあ?」と思う部分もあったけれど、これは人それぞれの感じ方かと思います。かく言う私も「そうかなあ?」とは思いつつ、「そういう考え方もあるのか」と、参考にさせていただいてます。いろんな人の考え方を知り、それを自分の選択肢の一つとして持っておくのは、子育てに関わらず大事なことだと思います。その点この本は、さすがは大勢の子供達と長い期間触れ合ってきた人ならではの説得力を感じます。本自体も読みやすい構成で一気に読めます。まだ読んでいない人はご一読を。
「やきとり屋」の話も、本筋とは関係無いけれど、面白かったですね。まさに「へえ〜」です。我が家は夫婦共に全然知りませんでした。



佐藤弘道さんのオフィシャルウェブページはこちらにあります。
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2005年07月18日

絵本屋の日曜日 毎日新聞日曜版 落合恵子著

ごめんなさい、毎日新聞を読んでいる人限定の記事になってしまいます。
毎日新聞の日曜版にクレヨンハウスの落合恵子さんが「絵本屋の日曜日」というコラムを書かれてます。
毎週一冊づつ絵本を紹介されているのですが、これがなかなか引き込まれてしまいます。紹介されている絵本を、子供のためではなく、自分が読みたくて欲しくなることもしばしば。絵本紹介以外の文章も「なるほどなあ」と思わせるものが多く、毎週楽しみにしています。
大変残念ながら毎日新聞のニュースサイトにこのコラムのバックナンバーは掲載されていません。毎日新聞の購読者で、これまで見逃していた方、是非一度読んでみて下さい。
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2005年07月16日

ダーリンは外国人 シリーズ 小栗左多里著

外国語学習シリーズの最後に息抜きにピッタリの本を紹介します。もちろん語学学習している人でなくても海外に興味がある人なら面白いんじゃないかな。タイトル通り国際結婚した人が描いたマンガ(エッセイもあり)です。軽く読めるのですが、内容はなかなか深い事であったりして面白い・興味深いの両方を満足させてくれます。旦那さん(外国人)が語学マニアだそうで、その言葉に関する考え方がテーマの時が気に入ってます。私は旦那さんのファンになってしまいました。奥さん(著者)の視点も「ああ、確かにこんなことあった」とか「こんな人いたなあ」とこれまた面白い。とにかくおすすめであります。面白い。「英語ができない私をせめないで!」はマンガ半分エッセイ半分。この著者はやはりマンガが面白いので、エンターテイメント的には他の三冊に見劣りしますが、書いてあることは学習者として読むと面白い。
ところでこのシリーズ、私が買ったんじゃなくて、私の妻が買ってきたのを私が横取りして読んでます。ところで妻は外国語を学んでいるわけでもないし、私は外国人でもないし、なぜ突然このような本を読み始めたのだろう? しかもかなり楽しんでいる。というわけで、外国語学習してない人も楽しめるようです。


  
 

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2005年07月09日

日本はなぜ敗れるのか? −敗因21カ条  山本七平著

会社のある席でたまたま一緒になった方からすすめられて読んだ本です。
太平洋戦争で何故日本は敗れたのか?を人や組織の面から分析した内容で大変興味深い内容でした。太平洋戦争当時の話であるのに、何故か時間的な遠さを全然感じない。ただ、元々この文章が書かれたのが1975〜1976年のため、太平洋戦争当時と比較する文中の現在が少々古いものではありますが、それがこの本の魅力を損なうことにはなっていません。
読むほどに今目の前にある問題を突き付けられているようです。いかにあの頃と現在とで人や組織の有り方が変わっていないのかを教えられます。

これを読了してまず感じたこと、「私の勤める会社も危ないのではないか?」です。あと何年持ちこたえるだろうかと。更に「私もそのやり方に染まってしまって、同じようなことを仕事や生活の中でしていないだろうか?」とも考えさせられました。

本文より一部を引用してみます。私がこの本に引き込まれた文章です。
--- ここから引用 ---
「成果があがらないとなると、その方向へただ量だけふやして、同じことをくりかえすことが、それを克服する方法としか考えられなくなるからである」

…「やるだけのことはやった」と。
これらの言葉の中には「あらゆる方法を探究し、可能な方法論のすべてを試みた」という意味はない。ただある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するために投じつづけた量と、それを投ずるために払った犠牲に自己満足し、それで力を出しきったとして自己を正当化しているということだけであろう。
--- ここまで引用 ---

皆さんもこれまで仕事をしてきた中で、このような事例を目撃・体験したことはありませんか? 私のほんの十数年の社会人生活の中ですら、いくつもの似たような事例を目にしてきました。また存続そのものが危うい事業ほど、このようなことになっていたことを、この本を読んで新たに認識させられました。「みんなでこれだけ頑張ったのだ。目標達成できなかったがしかたない」とエクスキューズするために、成果の上がらない仕事に人が応援という形でどんどん送り込まれる、なんて事は相変わらず行なわれ続けています。
ここで引用した内容の他にもいろいろな側面から分析されていて非常に興味深く読める本です。

さてこの本、実は私が勤務する会社のある幹部が社員に読むように薦めていたそうです。また本の帯には(日本経団連の;筆者注)奥田碩会長が「ぜひ読むように」とトヨタ幹部に薦めた本、とあります。
いわゆる今のシステムの中で上にあがって行った人達も「今のままではだめになる」と考えているのでしょうか?

文章は少々硬めですが、書かれている内容はそれほど難しくありません。会社勤めの方も、そうでない方も、是非読んでみることをおすすめします。

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2005年06月04日

大人の時間 子供の時間 その2

前回の余談で触れた筒井康隆さんの作品を探し出しました。新潮文庫「宇宙衛生博覧會」に収められている「急流」という作品です。
1979年に発表されたSF作品ですが、今読み返してみるとまるで今の世情に関するコラムのようにも読めてしまいます。
筒井康隆さんの作品の持つ「毒気」は比較的少ない作品ですので、興味のある方はご一読をおすすめします。ただ同じ本に収められている他の作品には「毒気」に満ち溢れているものもありますので、ご注意(?)を。

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2005年05月07日

「三色ボールペンで読む日本語」

 ずいぶんと前から出版されていた書籍、「三色ボールペンで読む日本語」ですが、何故か最近とても気になったので購入して読んで見ました。
NHKの子供向け番組「にほんごであそぼ」をご存知の方・ファンの方は多いでしょう。あの番組を監修している斎藤孝さんの書いた本です。
本を読みながら「大事なところは青線」「とても大事なところは赤線」「自分が面白いと思ったところは緑線」を引きながら読むという読書法です。この方法、読んだ内容が頭に良く残って、私にとっては良い読書法のようです。今は他の本を三色ボールペンで線を引きながら読んでます。また内容が頭に残るので、資格試験等の勉強に役立たせることができないかなあ、と期待してます。
難点は、線を引く動作がはいる分、どうしても本を読むスピードが落ちてしまうこと。また読み終わった本は売る、という方もこの読書法は使えませんね。私は本を売るつもりは無いけれど、私が線を引いた本を子供が成長したら読むかもしれない、と思うと照れくささが先走りします。本に線を引くということは、自分のその時の考え方を本に記録するということですから。
私が購入したのは1500円のボールペン付きの本。文庫版も出ていますがこちらは三色ボールペンが付いてません。市販の赤・青・緑だけの三色ボールペンは見つかりません。黒・赤・青・緑の四色ボールペンを準備して読んでみましょう。この本はできるだけボールペンで線を引きながら読みたい本です。

 三色ボールペン付き

 文庫版 ボールペンは付いてません
posted by 共働きのお父さん at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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